
一、創意工夫を継続すること
一、知識を固定化(見える形)すること
一、自分自身の正義感に基づく行動をすること
本年8月で創業10年目を向かえます。顧みて悪戦苦闘の毎日でした。そんな中で、ささやかですが、技術・技能を積み重ねて参りました。この技術・技能の積み重ねが付加価値経営の源泉であることを信じておりました。
そんな折、今般の経済状況。発展途上の当社にとって厳しいものがありますが、具体的なチャンスも見えてきました。
私たちは、世の中を次の視点で見つめています。
このことは、これまでもエネルギーを貯めながら潜在化していましたが、金融危機で一挙に顕在化したと考えています。各社、規律ある投資になってきました。その結果、適正金額を求め機能と値段の商品選別が進んでいます。この事象を経済評論家の多くは行き過ぎた低価格化競争と断じていますが、技術進歩により現れていることでしょう。自然な流れです。過小経営資源の当社にとっては「ウエルカム」です。
信じられないことですが、
当社の10年の歩みは、
これらは、安易な海外の技術・方法論や技術風造語ブーム(もちろん、意味のある技術もありますが)に乗るのではなく、私たちがこれまで経験してきた、汎用コンピュータの利用やCOBOLプログラミング、チーム開発の経験を継続し、自ら考え、整理したものです。もちろん適用する先は安価なサーバとIPネットワークです。注目したのは「劇的に安価になったコンピュータとネットワークの有効利用」のみです。
この歩みにより、やっと具体的なソリューションが提供できる様になりました。
これらの技術を使えば、販売・購買・生産・在庫などの基幹システムを効率的に構築、運用することが可能になります。
これまでの10年を悪戦苦闘の中での商品開発とし、今後は開発商品販売とその改良に力を入れ、新たなビジネス展開して参ります。
情報処理業界にあって、今般の経済収縮により、明らかにこれまでのビジネス基盤は変貌すると予測します。当社のような小規模な会社に、考えられないような大きな会社からの問い合わせも受ける様になりました。
また、同業であるシステム開発会社からの問い合わせが多くなりました。大手システム会社受注、そして、その下請け構造が、徐々に崩れ、自社開発を模索しているからだと推測します。
これからも自社技術開発を愚直に継続し、大きな流れを掴みたいと考えています。もちろん、当社一社での活動も限界がありますので、技術提携も積極的に実施しています。ご連絡ください。
新年、当社を護る、近所の「神田大明神」のおみくじは、大吉! お守りも例年より多くし、社内の各所に貼り、厄除け対策も万全です。神がかり的成長も現実味があります。
最後に、よく言われる「日本の情報処理技術が欧米から大きく遅れている」という評論。過信は禁物ですが、「そんなことがあろうハズが無い」ということを強く信じています。皆さん一緒に頑張りましょう!
小さな会社ですが、社員一同、元気ハツラツです。
※写真についての注釈
今回の写真は、昨年に引き続き、展示会出展時に撮ったものです。
2010年2月16日
代表取締役 重永 裕祥