ごあいさつ (2008年2月)--バックナンバー

こんにちは重永です!
[ 行動指針 ]
 一、創意工夫を継続すること
 一、知識を固定化(見える形)すること
 一、自分自身の正義感に基づく行動をすること

当社は2000年創業以来、8年目を迎えております。皆様に大変お世話になりましたことを、深くお礼申し上げます。

事業の方向性については多少のブレはありましたが、一貫していたのは「根気をもって自社の知識、経験を蓄積してそれを製品、サービスに適用しよう」という姿勢でした。

取り組んだ中で成果が上がってきましたのは、「ソフトウエア製造の工業化」です。ようやく緒についた段階ですが、徐々に、標準化することで進んで参りました。実感するまでに5年以上を費やしたことになります。やっと江戸時代末期のマニュファクチャリングの段階でしょうか。次は、システムの一部自動生成で、明治時代初期の富岡製糸工場を目指したいものです。(笑)

私たちの事業の中心は業務知識を背景とした基幹業務の構築とその運用サービスですが、ソフトウエア製造の標準化による工業化指向は、それを裏から支える、当社の重要な競争力と捉えています。

標準化には、

  • 画面仕様の標準化
  • バッチ処理の標準化
  • これらの仕様を定義するための文書
  • 標準機能の部品類

などが、挙げられます。今後もこれらを推進して参ります。

標準化はここ一年、人材育成にも大きな成果をもたらしました。2006年に未経験社員を2名採用しましたが、標準化により手順を段階的に進めることが出来、1年を経過した時点から戦力化しております。
ソフトウエアの分散開発も当社標準による分担で、東京での設計、山口県での製造も効率的になってきました。2007年の成果です。
今後は、どちらが設計・製造を分担するという事ではなく、相互で不足工数の補充が可能な組織にしたいと考えています。

また当社では、これまで日報管理システム(ONNET日報)による工数把握を行うことで、作業のムダと効率化を測定して参りましたが、昨年から文書、記録の共有と全文検索システム(SharePointServer)を導入した結果、知識、経験の再利用も推進されました。これらのシステムは、社内の利用実績を踏まえ商品化を行っています。新たな事業領域として期待しています。

加えて最近感じることは、発注元企業の内部統制に当社が影響を受けているということです。当社の情報処理業務に対し「正しく、適切に行っている証明」の提出依頼に時代の変化を感じています。これには、真摯に対応する必要があり、自分たち自身のためと認識しています。(これまでの「愛と信頼(正義)の日本文化」からの脱却ですね。)

当社では、

  • 個人情報管理の徹底としてPマーク認定の取得(2006年取得)
  • システム製造、運用の標準化、マニュアル化
  • 社員技術レベルの客観的指標である、情報処理技術者資格取得の義務付け(技術系社員)

に力をいれています。

8年間、(不本意ながら)相手のレーダ網にも捕捉されない程の超低空経営ですが、着実に成果を蓄積してまいりました。今年は隠密段階から、忍者の如く「パッ」と表舞台に躍り出たいと思っています。

秋葉原地区の一室、良いとは言えない労働条件、全員平等で自由な討論(?)から生み出される、適切(金額、機能、性能)なシステムを是非ご用命ください。


※写真についての注釈

昨年の写真より、顔が少し大きくなった感じがありますが、身長(169.5cm)、体重(71kg)とも変化ありません。単に撮影時の角度と思われます。体重68Kを目指し奮闘中!来年の写真にご期待ください。

2008年2月
代表取締役 重永 裕祥