導入企業の概要とシステム(オンネットEC、オンネット販売)の関係
導入企業(以下「A社」)は、プライム市場に上場するスポーツジム事業会社(以下「ジム会社」)の定期商品販売におけるコールセンタ業務を請け負っている会社である。ジム会社は全国数千のジム店舗を運営し、利用者である会員が存在する。
ジム会社は会員に対して、ジムの提供だけでなく健康食品の販売もしている。商品は契約に基づく月単位の継続販売となっている。
A社はこの注文や退会変更要求を、電話・FAXで受付けている。システムはA社・ジム会社で共同利用されている。
システム構築の目的
会員(会員以外からも受付ける)からの注文が電話・FAXで行われている。電話受付する理由は、対応内容が複雑でWEB化は現時点で困難と考えているからである。商品は、数か月に1回の連続周期(会員ごとに起点月と頒布間隔が異なる)で各会員に頒布している。
注文が入ると、A社がDBに登録し定期契約が作成される。その定期契約に基づき、出荷指示データが作成され物流会社へ日次で渡される。その後コンビニ収納される。この全体業務をA社・ジム会社が日常業務遂行、業務管理で利用している。
この業務において、A社のコールセンタ業務には複雑な課題がある。
- ・販売履歴情報が電話対応時間内で表示される事
- ・電話・FAX注文が、ジム店舗と関連付けして受け付け出来る事
- ・返品・交換業務が行える事
- ・定期商品販売の休止、退会業務が行える事
- ・入金完了が確認できる事
- ・複雑な注文問い合わせ時は、ジム会社に対応相談し後日回答する仕組みがある事
- ・適切なキャンペーン(サービス品など)の企画が行える事
などである。
この課題を新システムで効率化することが求められた。