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仮想サーバー統合ソリューション(Hyper-V)

はじめに

現在、仮想サーバによるサーバ統合が話題になっています。当社は、システム開発、運用を手掛けていますが、5年ほど前から、開発環境、運用環境の維持工数削減のため仮想サーバ環境を構築してきました。

現在、15台程度のサーバを仮想化し4台の物理サーバに集約していますが実用性、経済性は大変満足しています。今後のサーバ拡張はすべて仮想サーバになる予定です。

市場の反響からこれらの経験を元に、仮想サーバ統合ソリューション(マイクロソフト社Hyper-V)を展開しています。

サーバ管理の問題点とその克服
★管理・保守の容易性
問題点 仮想化による解決
サーバの物理的寿命 ハードに依存しないので、古いハード、古いOSで長期間の稼動が可能。ハードのサポート切れによる影響を最小化できる
システムバックアップと復旧作業の不安さ。「バックアップは取得しているが、元に戻せるかなあ」の不安 仮想環境全体をバックアップできるので、障害時、全体のリストアで復旧可能(簡単)
サーバがどんどん増える ひとつの物理サーバに5台以上の仮想サーバが搭載できるので、大幅に台数が集約できる
システム構成変更の際、事前バックアップが必要になる スナップショット(現時点保存)が採取できるので、システム構成の変更に失敗しても簡単に元の状態に戻せる
★柔軟な拡張性
問題点 仮想化による解決
CPU、メモリ資源がハードで固定化されてしまい、余り、不足が発生してしまう 仮想サーバ管理により、CPU、メモリ資源を動的に調整できる。開発機等で稼働が限られている場合は、保存も可能
資源が不足した場合、新しいサーバに再インストールする必要がある 物理サーバ間で仮想サーバが自由に移動できる
★省エネルギー性
問題点 仮想化による解決
機能別にサーバ台数が増えるので、その分電力が必要になる 物理サーバのみの電力消費となる。その分、発熱量も下がるので、空調電力も抑制できる
電気代の目安

250W × 720H = 180kwh
180kwh × 16円 = 2,880円

  • サーバ電力を250Wとする
  • 月当たり運転時間を24H*30日=720時間とする
  • 力率を1と仮定する
  • 1kwhの電気代を16円とする
  • 変動料金のみで目安計算する

*サーバ1台を削減すると2,880円のコスト削減が可能です。
*5年間で1台当たり172,800円となり、3台の物理サーバ削減を行うと50万円程度のサーバが購入できる勘定になります。

どうしてHyper-Vなのか?

他社のVM環境の中には、マイクロソフト社(以下、MS社)のHyper-V(以下、「HV」)よりも発売がかなり先行し、多くの実績がある製品もあります。また、昨今の仮想化機運の高まりから多くの種類の製品が販売されています。

その中で、当社が「「HV」」に着目する理由は、以下の理由からです。

1.実用十分な能力を持っている
当社は、数年前から「HV」の前バージョンである、MS社の「VirtualServer」を使ってきました。このバージョンは、ハードとOS間のオーバーヘッドが大きいと評価されていました。しかしながら、全国800店舗からの受注情報(トランザクション数は少ないのですが)の入力も問題なく動作しています(今でも稼働しており、1年間ノンストップです)。

「HV」はその後継で、前バージョンと比べOSのオーバヘッドがありません。ですから確実に性能が上がっていると認識しており、過去実績と併せて安心感を持っています。

他社製品のスペック比較しても、通常利用する内容で差異が見当たりません。唯一、「障害時のノンストップ切り替えに対して、数秒のダウン」(これも次期バージョンで解決されるそうです)があるという程度です。

2.他社比較で費用が圧倒的に安い
安価である点が最大のメリットです。他社に比べて、初期購入費用、保守費用が圧倒的に安価になります。初期購入費用はWindows2008サーバを購入すれば、その中に入っています。ですから、初期購入費用は無しということになります。

保守費用は、必要により、MSDN(年間25万円前後)に入れば、問題解決のサポートを受けることが可能です。スポット対応は、一件、3万円前後です。

また、技術資料がMS社のサイトで充実していますので、一般の運用では、自身での解決も十分に可能と考えます。

複数の仮想サーバ運用、仮想サーバのバックアップを統合的に管理するツールもMSから販売されており、安価である点が見逃せません。両方で20万円以下で購入可能です。

3.トータルサポートで安心
昨今、Linuxの話題が多くなりました。毎年、Linux元年と言われ10年が経ちました。ようやく業務でも利用価値が出て来た感じなので、当社も積極的に使うようになりました。

しかし、どのOSが良いだの、事の議論はともかくWindowsサーバは無視できません。そんな状況下で、仮想サーバ環境とそこで動作するOSがMSで統一されていると当然ながら障害時サポートが受けやすくなります。

4.前バージョンの仮想サーバ移行が簡単
VirtualServerの仮想環境で作成された仮想ディスク(VHD形式)は、そのまま「HV」環境で利用できます。当社では、徐々に「HV」環境に移行しています。

5.Linuxも稼働する
昨今、WEB環境においてLinuxの利用も有効な手段となっています。Hyper-Vを利用しますとハードウエアの準備無しにLinuxの利用が可能となります。 これにより、Windows環境とLinux環境の融合が簡単に行えます。例えば、「LinuxのWEB環境で収集したデータをWindows環境で処理する」、「Windowsとのファイル共有」、「DBマシンとしてのLinux利用」などです。

当社では、CentOSを利用し通販サイトとの連動を行っています。CentOSには統合環境のインストールが可能で、Hyper-Vとの連動も問題なく行え、Linux環境の丸ごとバックアップをMS社のDPM製品を用いて行っています。 巷では、LinuxかWindowsかの話題に事欠きませんが、二者択一ではなく融合が重要と考えています。

6.バックアップが簡単
今日のシステムは、多くのソフトウエアが複雑に絡んでおり、バックアップ運用が非常に難しいものとなっています。例えば、毎日、DBデータのバックアップを取得している場合、ひと度、ハード故障になりますとOS及びDBMSの再構築後、DBデータの復旧をする必要があります。これらの作業に多くの復旧時間が必要ですし、何より、その復旧手順が複雑です。

これらの環境をHyper-VとMS社のバックアップソリューションであるDataProtectionManagerと組み合わせればOS丸ごとバックアップが可能なので復旧は、その全てを戻す作業で可能となります。

なお、Hyper-VとDPMの組み合わせによるバックアップ環境の構築は、他社バックアップ製品と比較しまして極めて安価である特長があります。当社利用におきまして、その有効性を高く評価しています。

当社の導入実績(2009年4月現在、Hyper-V以前のバージョンも含む)

■物理サーバから仮想サーバへの移行

  • Windows2000サーバ(A/Dを含む)環境から仮想サーバへの移行
  • Windows2003サーバから仮想サーバへの移行



■各種サーバの初期インストール

  • Windows2003、2008サーバ
  • Linux(CentOS)
  • Windows-XP
  • Windows-Vista

■仮想サーバの運用

  (開発環境)
  • Windows2000、2003、2008サーバ全ての開発環境
  • 社員クライアントPCのVM化(現在、推進中)



  (食品チェーン店向け、食材受注)

  • Windows2003サーバ
  • 全国800箇所からの受注データ収集



  (化学会社、仕訳伝票入力)

  • Windows2000サーバ
  • サーバサポート切れに対する移行
  • 全国18箇所からのWEB画面入力


  (展示会デモ環境)

  • デモ環境の仮想化(VHDの準備)
  • 会場準備の迅速化



導入プロセス
当社では、導入プロセスを以下の手順で行っております。
導入プロセス
調査・分析

仮想サーバ導入の出来上がりイメージを明確にして、技術的困難性を分析します。
移行が発生する場合は、移行試行も実施します。
現在、Windows2000以降のサーバ製品につきまして物理サーバから仮想サーバへの自動変換を確認しております。
その他、既存インフラの調査、運用状況の確認も実施します。

試験結果によりましては、移行できない場合がありますので、予めご承知願います。

要件定義・設計

以下の設計をします。

  • 信頼性、性能設計
  • バックアップ、リカバリ設計
  • 移行作業設計
  • 運用手順設計
移行

必要により現行の物理サーバを仮想サーバに変換する作業を実施します。
変換作業は、大容量データを扱うことになりますので、現行マシン停止が必要になります。


導入

物理サーバの設定(OS環境構築など)、ネットワーク構築を行います。
必要により、統合管理システム(複数サーバ統合管理、バックアップ管理)の構築を行います。

その他

移行後のテストはOS動作などの基本動作確認までを実施します。お客様の業務システムにつきましては、お客様のテストとなります。

移行後の運用サポートにつきましても承ります。

費用の目安
8人・日(40万円) 税抜

★Win2003サーバ(A/Dサーバ以外)移行の場合

  • 調査・分析工程・・・・・・・・・・・・・・・1人・日
  • 仮想環境(Hyper-V)の構築・・・・・・3人・日(初回のみ)
  • 物理サーバ移行作業・・・・・・・・・・3人・日
  • 動作状況監視、構成まとめ・・・・・・・1人・日
*導入プロセスの総工数(人・日)×5万円を標準としております
*物理サーバ移行を行う場合は、調査・分析工程で終了する場合があります。その際には、調査・分析工程で発生した工数の1/2をご請求します
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