ごあいさつ(2014年2月28日)--バックナンバー

こんにちは重永です!
[ 行動指針 ]
 一、創意工夫を継続すること
 一、知識を固定化(見える形)すること
 一、自分自身の正義感に基づく行動をすること

起業後、14年目を迎えています。

これまで、取り組んできました基幹業務(販売、購買など)の商品導入実績が増えてまいりました。中小企業にとって具体的な商品開発は、夢であり自信につながるものです。

商品の名前は、「オンネット統合業務」といいます。その中に「オンネット販売」「オンネット購買」「オンネット在庫」「Onnet-POS」を位置づけています。これらは汎用コンピュータ。オフコンシステムで経験した内容を安価なPC、サーバで動作させているものです。1000アイテムの項目数(商品コード、出荷日など)、プログラム本数、400本前後の本格的なものです。そしてそれぞれの機能はDBにより統合されています。

技術的には、画面表示部、業務機能部、DB部がWEBサービスにより疎結合されておりますので、機能がインターネット接続により世界中のどこでも配置できるのです。単純にWEB画面化しているのではありません。これまでのWindowsフォームも利用できますし、XAML画面も利用できます。

またマイクロソフト社のAzure環境により、私どものような小企業が世界レベルの堅牢なサーバ室も手に入れることが出来るようになりました。全国規模のシステム構築も可能です。
逆に手のひらサイズのサーバでも動作させることも出来ました。20年前、数千万円、数億円したコンピュータ利用環境は、50万円以下のサーバやPCで動作することは間違いありません。

この様な状況を起業当時でも明確に描くことは出来ませんでした。14年間悪戦苦闘の中で積み上げた結果、辺りを見渡したらそうなっていたという感覚です。

この間、知識や経験を商品というカタチに固定化できた訳です。まだまだ改良を連続化させなければいけませんが、大きなヤマは越えました。具体的に商品動作をお見せできますので、当社、技術力の程度も説明可能となりました。今後はこの「オンネット統合業務」という商品を中心に事業展開してまいります。

2013年時点ではまだ50端末を越えたところですが、実際にネットワークに繋がり連動しています。問い合わせも増え、提案書の作成も忙しくなりました。

知人から「アンタの会社、いつになったら大きくなるの?」と言われてきましたが、不本意ながら具体的な期間は約束できませんが「もう少しで」くらいは、口から出るようになりました。

「劇的に安価になったコンピュータ、ネットワークを用いて、当社の基幹業務システムを広く普及させたい」という夢に向かって、劣悪な労働条件で共に働いている社員とチカラを振り絞っているところです。

「コンピュータ、ネットワークの値段は下がった」、今度は基幹業務システムが劇的に下がる番です。その関わりの中で、同郷の安倍総理指示のとおり当社の労働条件を改善してまいります。


雑感

起業以来「自社事業の付加価値は何か」という点にこだわってきました。私は、付加価値とは技術や技能の積み重ねと考えてきました。この積み重ねは、それなりに時間が必要との実感があります。決して「評論家諸氏の考え方」を参考にしただけの行動では経営は成り立ちません。自身の行動が「正しい方向に進んでいるのか、否か」はまったく不明ですが、とりあえず出来ることを続けています。

数年前ですが、知人から「イノシシがいない所で弓を持って狩をしてるんじゃないか」と言われたことがあります。


※写真についての注釈

本年で、58歳になりました。生活苦で頭の白髪は増えましたが、週一のテニスは続けています。左右の動きは、まだ快調ですが、前後の遠近感がなくなりました。老眼のせいかもしれません。体重は、69Kgの壁が崩せません。

2014年2月28日
代表取締役 重永 裕祥