ごあいさつ (2013年2月25日現在)

こんにちは重永です!

当社は起業後、13年目になります。一貫して、基幹業務領域(販売、購買など)の構築(設計、製造、運用)を事業の中心に据えて参りました。「ブレはありませんでした」と言いたいところですが、「ブレることが出来ませんでした」が本当のところです。

当社は、以下にも書いてまいりますが、「業務システム経験」と「効率的システム開発」が売りなのです。この13年で、PC機器や通信コストは劇的に低下しました。私たちは各社の製品動向を見るのではなく、この点のみに着目してきました。具体的には、「従来、数千万円、数億円のコンピュータで稼働していた業務システムを50万円以下のインテルサーバ、PCで動作させる」ということです。

ハードと通信コスト低下と共に、努力しているのがシステム作りの工業化です。

  1. プログラム製造は、標準化し、可能な限り自動化
  2. プログラムは、業務ロジック部(WEBサービス)、表示部、DB部に分けて蓄積
  3. 業務経験をDB構造、項目の蓄積によって保持

この技術基盤の上に、販売、購買、在庫、生産などの受託システム構築を手掛けて参りましたが、2011年からその集大成として「Onnet-POS」/「オンネット販売」/「オンネット購買」/「オンネット在庫」の商品化にも取り組んできました。2年を経過しましたが、実導入を含め問い合わせも着実に増えて、手応えを感じる様になりました。これらのシステムは、15年程度前ならば数千万円以上のコンピュータでなければ実現できませんでした。

当社にとっての商品開発は直接的なパッケージ販売というだけでなく、当社の技術レベルを具体的に市場に示す役割も果たしています。事業の基本路線は従来どおり受託開発(設計に関与)ですが、パッケージ販売とそのカスタマイズ開発にも注力してまいります。

本年2013年は、「Onnet-POS」、「オンネット販売」、「オンネット購買」、「オンネット在庫」をまず具体的にご提示させていただき、「どこをどうカスタマイズすれば、実業務に適用できるのか」という手順で商品販売に力を入れていきたいと考えています。

当社には創業以来、自社開発による「変動費がほぼゼロ円のソフトウエア資産」、そして「業務経験によるDB構造、項目リファレンス」の社内蓄積があります。この優位性を存分に発揮していきたいと考えています。

一般製品の多くは、デジタル化と技術革新による製造機器コスト低下により、ひとりメーカ、新興国メーカが台頭しています(大きな資本が不要)。そろそろ業務ソフトウエア製造にもこの波が押し寄せると思います(OS/DB等には、顕著に起こっている)。今後システム構築コストは、これまでの単純な「工数×工数単価」ではなくなるはずです。

日本固有の商習慣(無理に変える必要は無いと考えていますが)、言語で守られている業務システムであっても経験により知識が蓄積され、それが再利用されれば工数は減るべきと考えるからです。
今では開発に何億円もするコンピュータやネットワーク設備は不要になりました。10万円のPCの方が高速ですし、ネットワークはすべての家庭・事業所に接続されているのですから。

昭和30年代から続いた日本の高度成長。現場に関わるみんな(ここが重要)で創意工夫を継続的に結集した結果で、成し得たと思っています。

当社はそれに倣いソフトウエア製造を現場から見続けています。そしてそこに創意工夫を結集しようとする立場です。創意工夫を結集した現場力は、「人件費コストとの比較で言われる海外開発」には負けないでしょう。

とかく、評論家が「持たざる経営」(程度があることは認識)と言われますが、当社は、こと、技術/技能に関しては自社に保持する姿勢を貫きます。ただ、お互いの開発技術を他社技術と組み合わせたいとも思っています。中小企業が水平協力(主従の関係なく)し、新たな商品を生み出せたら最高です。

私は単なる平民ですが、皆さんと一緒に技術立国日本の「ほんのごく一部」でも担えたら幸いです。「言うことは大きく」、しかし実際の経営は「言う割には慎重に」、が当社の企業姿勢です。


雑感

10年前になると思います。ある評論家が「日本のIT産業が米国に3年遅れている」と言われたので「どの部分が遅れていますか」と質問したところ、「(世間で)そう言われている」と回答されました。驚きでした。この様に、現場を見ていない人がその全体像、未来像は語れないのです。ある米国人が(他分野のことですが)「野球を見たことの無い人は、ダブルプレーは語れない」と言っていました。言い得て妙です。

汎用機(メインフレーム)時代、大手メーカSEから利用部門の立場でシステム開発を学びました。そのメーカSE連の経験はすごかった。彼らが蓄積したノウハウ(業務知識、プロジェクト管理能力などの普遍的技術)を再度、日本のチカラにして欲しいものです。

「日本のシステムが海外に後れを取っている?」そんな事は無いと、勝手に思っています。
今、日本の大企業事業、技術の幾つかは海外に流れていると言われていますが、そのことは、同時に日本の中小企業にも流れているのです。


※写真についての注釈

2013年2月に出展した「テクニカルショウヨコハマ2013」出展した際、「Onnet-POS」のバナー広告と共に写ったものです。このバナー広告の威力はすばらしく、来場者の目に留まります。他社が作っていたのですぐにマネました。

さて2012年、私は体重を4kg程度落としました。そのせいか少し動作が俊敏になりました。アタマが少し薄くなった印象がありますが、散髪した直後というだけで顕著な経年変化は起きていません。
ただ、白髪は増えました。前にぶら下げている携帯は、最新のAndroidスマホです。当社も「システムを携帯対応にしなくては」と思っています。

2013年2月25日
代表取締役 重永 裕祥